2024.05.28
馬刺しが残ったときのアレンジとしておすすめのレシピ6選
馬刺しとは、馬の肉を薄く刺身状に切って生で食べる日本料理です。馬肉は、古くから栄養素で補給して、体質を改善や強い身体をつくる食材として知られています。
ほかの畜肉と比較して栄養価が高く、コレステロールを下げるリノール酸やリノレン酸が豊富です。また、馬肉の赤身は脂肪分が少なく、低カロリーで高タンパクな特徴もあります。そのほかにも鉄分やカルシウム、亜鉛などのミネラルが豊富でとろける食感と甘さが魅力的な食材です。
郷土料理として根付いている地域もありますが、スーパーではあまり見かけることがないため、馬刺しをスタンダードな食べ方でしか食べたことがない人も多いのではないでしょうか。本記事では、新しい馬肉の美味しさに出会えるアレンジレシピを紹介します。
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残った馬刺しを使う際の注意点
馬刺しは生ものであり、鮮度が命です。馬刺しは、一般的に冷凍された状態で販売されていますが、設備の整っていない一般家庭では冷凍庫の開け閉めによる温度変化で、傷みを早めてしまう可能性があります。保管する際は、扉付近は避けて温度変化の少ない場所に入れましょう。
また、一度解凍したものは傷みやすく見た目や味わいが変わってしまうため、当日のうちに食べきるようにしましょう。数時間でも置いたものは見た目に変化がなくとも生で食べるのは食品衛生上、とても危険です。表記されている保存方法はしっかりと守り、解凍後に食べきれず余った馬刺しは加熱調理して消費期限内に食べましょう。
馬肉に合う調味料
馬肉は、ほかの畜肉と比べて糖質の一種であるグリコーゲンが豊富で肉自体に甘みがあります。また、脂っぽさがなくあっさりとした味わいが特徴です。加熱すると硬くなるため、表面をさっと焼く程度にとどめるか、長時間かけて煮込むと美味しくなります。
馬肉に合う調味料を3つ紹介します。
馬刺しのタレ
馬刺しは、おろし生姜やおろしニンニク、刻みネギなどを薬味にしょうゆにつけて食べるのがスタンダードです。馬刺しを購入すると、一緒に馬刺し専用のタレがついてくることや別売りでタレが販売していることもあります。馬刺しのタレは生で食べるときのみならず、加熱した調理にも相性がよいです。
馬肉の生産量が日本一である熊本は、甘口しょうゆが使用されており、馬肉の旨味をより引き立ててくれます。甘口しょうゆが家にないという場合は、濃口しょうゆに砂糖とみりんを鍋に入れて砂糖が溶けるまで加熱することで、甘口しょうゆに似た甘みのあるタレを作ることができます。
焼き肉のタレ
馬肉はあっさりとした味わいのため、ベースとなるしょうゆに多くのスパイスやニンニクが混ぜ合わされた焼き肉のタレは、とても相性が良いです。焼き肉のタレに漬け込み冷蔵保存しておけば、中までしっかり味が染み込み、ご飯が進むスタミナ料理になります。
また、焼き肉のタレに砂糖とゴマ油を足してユッケのタレにしたり、豆板醤を混ぜて中華風のタレにしたりとアレンジのしやすい調味料です。
バターしょうゆ
馬肉を加熱調理する際に、おすすめしたい調味料はバターしょうゆです。あっさりした馬肉にコクのあるバターを使用することで、風味豊かな味わいになります。
調理方法はシンプルで、塩コショウで表面をさっと焼き、バターを入れてから最後にしょうゆを回しかけるだけで美味しく調理できます。ニンニクを加えれば風味が増して、食欲をそそる一品になるでしょう。
馬刺しのアレンジレシピ6選
ここからは余った馬刺しを使いきりたい方や、一風変わったアレンジを試したい方におすすめのアレンジレシピを紹介します。馬刺しの新しい美味しさに気づき、馬刺しの虜になってしまうかもしれません。多くのアレンジ方法を試してみてください。
馬肉のバターしょうゆ炒め
準備する材料は馬肉150g、玉ねぎ半玉、ピーマン1個、バター5g、しょうゆ大さじ1/2杯、塩・コショウ適量です。馬肉、玉ねぎ、ピーマンは細切りにしておきましょう。
準備ができたらフライパンに適量の油を入れて、強火で玉ねぎを炒めます。玉ねぎが透明になったら馬肉を入れて、馬肉の色が変わり始めたらバターを入れて炒めます。馬肉は火を通すと硬くなるため、馬肉がレアな状態のうちにバターを入れることがポイントです。
最後にピーマンを入れて、しょうゆ・塩・コショウで味付けをしたら完成です。キャベツや玉ねぎ、にんじんなどの野菜を一緒に炒めれば、ボリューム満点なおかずに早変わりします。
馬刺しの切れ端の味噌炒め煮
余った馬刺しの切れ端を使ったレシピで、馬刺しと好きな野菜を食べたい分だけ用意します。味付けはごま油、味噌、みりん、しょうゆ、酒、照り付け用のはちみつを準備します。馬刺しと野菜は、食べやすい大きさにそろえて切っておきましょう。
フライパンにごま油を適量入れて、馬刺しを炒めます。馬刺しの色が変わり始めたら、硬い野菜から順に入れて炒めて、野菜に火が通ったら調味料と水を加えます。2人前程度の量であれば味噌大さじ2杯、みりん・しょうゆ・酒は各大さじ1杯、水は500㏄でよいでしょう。お好みで水や味噌の量を調節してください。
調味料と水を入れたら弱火~中火にして落し蓋をして、水分が少なくなるまで煮込みます。水分が減りしっかりと煮込めたら、最後にはちみつを入れ混ぜ合わせます。お皿に盛ったらお好みで小ネギやごま、一味唐辛子などをトッピングして完成です。
馬肉のカレー
いつものカレーの肉を馬肉に変えるだけで、濃厚なのにさっぱりとした馬肉カレーができます。しかし、馬肉は加熱すると硬くなるため、柔らかくなるまで長時間かけて煮込む必要があります。そこで活躍するのが圧力鍋です。
作り方は馬肉を一口サイズに切り、圧力鍋に水・少量の酒と一緒に20~30分加圧します。あく抜きのために、生姜と一緒に下茹でしてから加圧するとなお良いでしょう。
加圧している間にじゃがいもや人参、玉ねぎなどの野菜を食べやすい大きさに切ります。フライパンに油を入れて野菜を炒め、玉ねぎがしんなりとしたら水を加え柔らかくなるまで煮ます。続いて、加圧が終わった馬肉を入れルーを溶かして、中濃ソースで味を整え弱火で5分ほど煮込めば完成です。
馬肉の炊き込みご飯
米3合分の炊き込みご飯を作る場合は馬肉150g、ごぼう2/3本、人参1/3本、しょうゆ大さじ2、酒大さじ2、みりん大さじ2、砂糖小さじ2、和風だし小さじ2、小ねぎ少々です。馬肉はさいのめ切り、ごぼうはささがき、人参は千切りにしておきましょう。
まず洗ったお米に調味料を混ぜ入れ、3合の線まで水をいれます。上に馬肉・ごぼう・人参を入れて、炊飯器で炊きます。茶碗に盛り付けたら小ねぎを散らして完成です。お好みで油あげやしめじ・こんにゃくをいれて炊いても美味しくいただけます。
馬肉のカルパッチョ
日本でカルパッチョというと、刺身にオリーブオイルなどの調味料をかけて食べる料理として知られていますが、もともとは牛の生肉を使ったイタリア発祥の料理です。そのため、馬刺しはカルパッチョへのアレンジに非常に適しているのです。
作り方は馬肉を薄くスライスし、お皿に盛りつけます。オリーブオイル大さじ1、バルサミコ酢小さじ1、しょうゆ大さじ1/2、コショウ少々、すりおろしニンニク少々を泡だて器でしっかりと混ぜ合わせます。混ぜ合わせた調味料を盛り付けた馬肉にかけ、仕上げに粉チーズをふりかければ完成です。
馬肉のユッケ
ユッケは生食の牛肉を細切りして調味料と混ぜ合わせた料理のため、カルパッチョと同様に馬刺しのアレンジに非常に適しています。牛肉と比較してクセがなく、脂身が少ないため初めての人でも食べやすいと言われる人気の一品で、桜ユッケの愛称で呼ばれています。
作り方は馬肉150gを細切りにし、しょうゆ大さじ1/2、ごま油小さじ1、ニンニク小さじ1/2、白いりごま小さじ1を合わせた調味料で味付けをします。千切りきゅうりの上に味付けした馬肉を盛り、最後に卵黄を乗せて、お好みで糸唐辛子をトッピングしたら完成です。コチュジャンを入れ、ピリ辛にするのもおすすめのアレンジ方法です。
馬刺しを購入できる場所
馬肉は赤身部分が空気に触れると桜色になることから、桜肉という別名で呼ばれることもあります。見た目が美しいため、祝い事の贈り物などに選ぶ人も多いです。
新鮮な馬刺しをもう一度食べたい、ほかのアレンジも自宅で楽しみたい、と思った方のために馬刺しの購入方法を紹介します。
通販
一番手軽に手に入るのはネット通販です。特産である熊本県で作られた馬刺しを、遠方の地域に住んでいたとしても鮮度を保ったまま取り寄せられます。
また、馬刺しの部位の種類は豊富にあり、それぞれに違った味わいがあります。見比べながら選べるのは、大きなメリットと言えるでしょう。さらに、一頭あたりから採れる量が少ないため珍重される「タテガミ刺し」などの希少部位を手に入れることも可能です。
実店舗
馬刺しをスーパーで見かけることは少ないですが、業務スーパーなどでは取り扱いをしている店舗もあります。近年では馬肉を専門に取り扱う無人販売所も増えており、手軽に美味しい馬刺しを購入できる地域もあるため、住いの地域周辺の情報を調べてみるとよいでしょう。
また、冷凍されている状態の馬刺しであれば日持ちするため、特産の地域でお土産として購入するのもひとつの方法と言えます。
こちらの記事では、馬刺しの有名な産地について解説しています。海外との違いや産地ごとの違いも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
馬肉の美味しい食べ方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
もっと馬刺しを食べたいと思った方は、ぜひ肉の大栄をご利用ください。熊本から直送の馬肉や、馬刺しの霜降りと赤身をセットにしたギフトセットなどをご用意しております。また、厳選した馬刺しを使用した桜ユッケも用意しており、贅沢な味わいをお届けいたします。
美味しい馬刺しは、なんといっても鮮度が命です。鮮度そのままその日のうちに真空パックし、素材のもち味をそのままに全国各地へお届けしております。
また馬刺しだけでなく九州産黒毛和牛、くまもとあか牛、鹿児島県産黒豚など仕入れにこだわった食材も取り扱っています。この機会にぜひ、肉の大栄を利用していただき美味しいお肉をご堪能下さい。
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