2025.01.28
古希のお祝いの相場金額は?価格や関係別ギフト選びのポイントも紹介
日本では古くから年齢の節目で長寿を祝う風習があり、古希(こき)は数え年で70歳になった際にお祝いを行います。実際にお祝いをする場合、どれくらいの金額で祝うべきか悩む方もいるでしょう。
本記事では、古希のお祝いの相場金額をはじめ、お祝いをする際の注意点やお祝いの品を通販で用意する際のポイントを紹介します。
また、古希祝いのギフト選びに迷ったときのアイデアについても触れているので、これからお祝いの準備を検討している方はぜひ最後まで目を通してみてください。
古希のお祝いの金額は?一般的なマナーをおさらい
古希のお祝いは、迎えられる方との間柄や状況によって金額の相場が異なります。ここでは、お祝いを贈る相手による相場金額の目安や内祝いがある場合のパターンをそれぞれ紹介します。
贈る相手によって相場は異なる
古希を迎える方の間柄は、親しい家族や親族から仕事で関わる方などさまざまあり、贈る相手によってお祝いの相場金額は大きく異なります。状況にもよりますが、一般的には1〜3万円で準備することが多く、旅行のプレゼントや祝賀会などを開く場合は10万円ほどになる場合もあります。
また、お祝いを渡す側の方の年齢が若い場合は、経済的な部分を考慮して数千〜約2万円が相場といわれています。たとえば、成人したお孫さんから祖父母の方に贈る場合などが該当します。一方で、ご自身の両親に向けてお祝いを贈る場合は、経済的に安定している状況を想定して2〜3万円で用意するのがおおまかな相場です。
そのほかでは、親戚や職場の上司などへのギフトとして、1万円前後で準備することが多いようです。ギフトを用意する際は、あまりにも金額が高いものを贈るとかえって気を遣わせてしまうため、贈る相手との日頃の付き合いなどを考慮して柔軟に決めてみてください。
内祝いがある場合
古希の方へ贈り物をプレゼントした際に、お返しとして内祝いが用意される場合があります。お互いの間柄や関係性によって内祝いの有無はさまざまですが、基本的には家族の方であれば、内祝いは不要とされていることがほとんどです。きちんと感謝の気持ちを伝えることが誠意のあるお返しだといえます。
親しい親族の方を呼んで食事会などの祝宴を開いた場合は、その会で食事を振る舞ったり、菓子折りやお酒を用意することが内祝いとしてのお返しとなります。一方で、遠方より古希祝いのために出向いて親戚に祝賀会などをしてもらった場合は、内祝いを用意しておくとよいでしょう。
もちろん、それぞれの家族や親戚との関係性によって慣習が異なるため、内祝いの用意はケースバイケースです。迷った場合は、無難に用意しておくことをおすすめします。
【関係別】古希のお祝いにおすすめのギフトと相場金額
古希のお祝いにおすすめのギフトと相場金額を関係性ごとに紹介します。対象の相手は以下の通りです。
- 両親
- 祖父母
- 親戚
- 上司
状況に応じた最適な相場とギフトの内容をそれぞれ詳しく解説します。
両親
古希を迎えた両親にプレゼントする場合、相場金額は家庭により異なります。両親はもっとも自身との関わりが深い関係であるため、比較的金額が高くなる傾向にあります。「あまり気を遣わなくてもいいよ」と両親が言う場合は、1万円程度で好きな食べ物やお花、器やお箸などのセットをお祝いの気持ちとともに贈るのがよいでしょう。
予算を3万円以上で予定している場合は、高級なレストランや料亭の食事をごちそうしたり、旅行券などをプレゼントするのが一般的です。また、古希の節目として旅行をプレゼントする際、スケジュールを調整して両親と同行するのもひとつの思い出になるでしょう。
両親に贈り物をする場合は、普段はなかなか伝えられない感謝の言葉を手紙やメッセージとともに贈ると、非常に喜んでもらえるためおすすめです。
祖父母
祖父母に古希のお祝いをプレゼントする場合、おそらく比較的若い方から贈ることが予想されるため、相場金額は数千〜約2万円ほどが適切といえます。数千円でギフトを用意するのであれば、湯呑みやお茶碗などの食器をはじめ、好きなお花やアクセサリー、好みの食べ物などが贈れます。
1万円ほどを予定している場合は、胡蝶蘭などのお花やパジャマ、料理が趣味の方なら調理器具も用意可能です。一方で2万円ほどを予算として準備できる場合は、素材にこだわった帽子や健康器具、日帰り温泉などをプレゼントできます。
孫からのプレゼントであれば何をもらってもきっとうれしい気持ちになるかと思いますが、実際に顔を見せて直接渡してあげられるとより喜んでもらえるはずです。
親戚
親戚に古希のお祝いを用意する場合の相場金額は、だいたい1万円前後で準備する場合が多いようです。状況によりますが、直接渡すのが難しい場合も考えられるため、郵送で贈れるものをプレゼントするのがよいでしょう。
1万円前後ならギフトで贈れるものが多くありますが、普段自分ではなかなか買わないものを意識するのがコツです。たとえば、ブランド和牛の盛り合わせや少し高めのお酒、洋服や食事券などはもらってうれしいものといえます。
どれをプレゼントしたらよいかわからない場合は、日頃からやり取りをするような関係性であれば、直接連絡をして好みを聞いてみてもよいかもしれません。
上司
お世話になっている上司の方へ古希のお祝いをプレゼントする場合は、気を遣われない程度の相場金額を意識することが大切です。状況次第ではありますが、だいたい1万円程度で用意することが多いようです。
上司の方の趣味がわかるようであれば、趣味にまつわるものをプレゼントすると喜ばれます。無難なところでは、食べ物や飲み物をはじめ、ペンやメガネケースの雑貨類も候補のひとつです。
また、ひとりで用意するのではなく、数人で共同購入してプレゼントをする場合は、花束とともに数万円のものをプレゼントできます。渡す際は簡単な寄せ書きなどと一緒に贈れば、思い出に残るプレゼントとなるでしょう。
こちらの記事では、馬肉のギフトがおすすめの理由について解説しています。喜ばれるポイントや贈る際に気を付ける点も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
古希のお祝いで注意すること
古希のお祝いの相場金額やおすすめのギフトを紹介しましたが、お祝いをする際に状況に応じたマナーを知っておく必要があります。とくに、渡す相手が日頃からなかなか会えない親戚の方や、お世話になっている上司の方であればなおさらです。
- 古希をお祝いする時期
- 古希のお祝いに適した熨斗
ここでは、上記2つの注意すべき点や一般常識について解説します。古希のお祝いをする前にぜひ一度目を通してみてください。
古希をお祝いする時期
「父の古希祝いをしようと思っているけど、どのタイミングで行うのかわからない」「母の70歳の誕生日にあわせてお祝いをしようとしていたつもりが、気づいたら過ぎてしまった」など、お祝いするタイミングでつまづいてしまうこともあるでしょう。
まず古希をはじめとする長寿祝い全般は、古くから満年齢ではなく数え年でカウントする場合がほとんどです。ただし、現代では満年齢でお祝いを行うケースもあり、どちらでも問題ないととらえる場合もあります。
また、両親や祖父母、親戚の年齢が近い場合は複数人が古希に該当する場合も考えられます。古希のお祝いは必ずしも1人ずつ行う必要はなく、夫婦ふたりで、親戚数人でのように合同でお祝いをしても構いません。
数人で古希をお祝いする際は、お盆や正月などのまとまった長期休みのタイミングで行えば、スケジュールも合わせやすいためおすすめです。
古希のお祝いに適した熨斗
古希をはじめとする長寿祝いでは、贈り物に熨斗(のし)や水引をかけてお渡しします。熨斗は、祝いごとなどにおけるギフトや贈り物につける飾りで、主に贈り物の右上に装飾します。
水引は、ご祝儀袋や贈答品の包み紙にかけられる飾りのひものことを指します。祝いごとでは主に金・銀や赤・白の水引を使用し、おめでたい配色でまとめるのが一般的です。
古希を迎えた方への贈り物に熨斗や水引をかけることで「誠意をもってお贈りします」という意志表示の意味合いもあります。熨斗紙を使用する際は、一般的には「古希御祝」や「祝古希」などを表書きとして記載しますが、近年では「感謝」や「ありがとう」など、少し砕けたような表現で使用することも多いようです。
両親や祖父母に向けてお祝いをするのであれば、多少フランクな表現の方がより気持ちが伝わり、相手に喜んでもらえる可能性があるといえるでしょう。
古希のお祝いで通販を利用するときのポイント
古希のお祝いで贈り物を用意する際、遠方の方に向けて通販の商品を利用することがあります。通販を利用して注文をする場合、以下の3つのポイントを意識してみてください。
- 熨斗やメッセージサービスの有無
- 相手に気持ちが伝わるひと工夫を
- 古希祝いのギフト選びに迷ったときのアイデア
それぞれ順番に解説します。
熨斗やメッセージサービスの有無
古希のお祝いの贈り物を通販で購入した際に、お店によっては熨斗やメッセージをサービスで添えてもらえる場合があります。熨斗の場合は、表書きに何を記載するかがフォーマットで用意されているため、長寿祝いに適した文字を入れてもらえます。
お店によっては、表書きの内容を自由に設定できる場合があります。「ありがとう」や「長生きしてね」など、気持ちを込めたメッセージに変更するのもよいでしょう。
また、メッセージカードのサービスは手紙のように文章を添えられるため、直接言葉をかけるのが恥ずかしい方や、さりげなく感謝の気持ちを伝えたい方にもおすすめです。
遠方の方に向けてギフトを贈る際には、熨斗のサービスやメッセージサービスがあるところで注文をすれば、失礼なく感謝の気持ちを込めて贈れます。
相手に気持ちが伝わるひと工夫を
メッセージサービスに対応しているお店であれば、贈り物と一緒に言葉を添えるのがおすすめです。しかし、相手に何と伝えればよいかわからないと悩んでしまう方もいるでしょう。古希の方に気持ちを伝える際には、以下の3つを意識してみてください。
- 感謝の気持ちを伝える
- 健康でいて欲しい旨を伝える
- 過去の思い出などを盛り込んで伝える
まず第一に、相手への感謝の気持ちを入れるようにしてみましょう。相手の好きなところを交えて伝えれば、より満足してもらえます。
また、古希の方は70歳を迎えてもまだまだ元気な方が多いため、今後も変わらず健康でいて欲しい内容を伝えると、今後の生活のモチベーションにつながります。加えて、過去の思い出を盛り込んで伝えれば、メッセージを読んで過去を思い出すきっかけになるはずです。
メッセージサービスがない場合は、電話などで直接伝えれば喜んでもらえます。
古希祝いのギフト選びに迷ったときのアイデア
日頃から接する家族などであれば、どのようなものをプレゼントしたら喜んでもらえるかわかるかもしれませんが、普段会わない人に渡したり趣味などがわからない人に渡す場合はギフト選びに悩んでしまうこともあるでしょう。
- お年寄り扱いしすぎない
- 相手が選べるカタログギフトもおすすめ
- 風習にちなんだカラーを選ぶ
ここではギフト選びに迷った場合のアイデアを3つ紹介します。
お年寄り扱いしすぎない
古希は70歳の長寿祝いですが、人によってはお年寄り扱いしてほしくない方もいます。「自分は若いんだ」と思えるような贈り物がよいと思う方もいるため、ギフト選びには注意が必要です。
たとえば、70歳を迎えてもおしゃれに過ごしてほしいという意味を込めて、スカーフやネクタイなどの身に着けるもの、相手の方の趣味や好みに特化した贈り物などがおすすめです。
また、色合いがくすんでいたり、暗い色をしたものをプレゼントした場合も「もっと明るい色がよい」と言われてしまう可能性もあるため、相手の性格なども加味してギフトの選択をしてみてください。
相手が選べるカタログギフトもおすすめ
古希のお祝いの贈り物のひとつとして、カタログギフトもおすすめです。カタログギフトは、食べ物をはじめ雑貨や装飾品など、あらゆる商品を相手が選んで注文できるため、何を贈るか迷ってしまった際に最適です。
また、カタログギフトによって取り扱っている商品も大きく異なり、食品系に特化しているもの、雑貨が豊富に揃っているものなど多岐にわたります。
なお、肉の大栄では、食肉専門店ならではの肉のカタログギフトも取り扱っております。質と量にこだわったお肉を7種類のなかから選べるほか、馬刺しやあか牛などのさまざまなお肉から選択可能です。
風習にちなんだカラーを選ぶ
長寿祝いにはそれぞれテーマとなる色が風習として決められており、古希は紫色とされています。紫色は、古くから高貴で身分の高い人のみ身に着けることが許された色で、紫色のものを贈ることは尊敬の意を表します。
近年では色に関する意味合いは薄れてきたものの、紫色の雑貨やアクセサリー類、花束は今でも古希ならではの贈り物です。そのため、古希のお祝いでギフトに悩んだ場合は、紫色のものから選択するのもひとつの方法といえるでしょう。
肉の大栄では、馬刺しや黒毛和牛などのギフトを用意しています。1,000円以下のリーズナブルなものから10,000円近い高級感のあるギフトが選べます。ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
本記事では、古希のお祝いの相場金額やおすすめのギフト、注意点や通販を利用するときのポイントなどを紹介しました。相場の金額はそれぞれの家庭や状況により異なりますが、1〜3万円で用意する場合が多いようです。
金額も大切ですが、何より大切なのは祝う気持ちなので、古希を迎えた方にはギフトとともにぜひ感謝も伝えて渡してみてください。
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