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2024.06.27

馬刺しは焼いても美味しいの?翌日も上手にアレンジして楽しむコツを紹介

日本の各地域で親しまれている馬刺しは、さっぱりとしつつも肉の旨味をダイレクトに味わえる生の馬肉を使った料理です。馬肉といえば、生肉で作られる料理がポピュラーですが、食べきれずに余ってしまった場合など、焼いても美味しく食べられるかが気になる方も多いでしょう。

この記事では、馬刺しを焼いても美味しく食べられるかについて紹介します。また、焼くときのコツや翌日残った馬刺しのアレンジレシピも紹介するので、馬刺しを焼いてみようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

馬刺しを焼くのはあり?

そもそも、馬刺しを焼いて食べても問題ないのか気になるところですが、結論から言うと「あり」です。むしろ、適切に調理すれば美味しく食べられるだけでなく、食品衛生の観点からも、翌日の馬刺しをそのまま食べるより焼いた方が安全です。

馬刺しを焼いて食べる場合、とくに「焼くと匂いが強くならないか」や「肉質が硬くならないか」の2つが気になります。ここでは、馬刺しを焼く際に気になりがちなこれら2つのポイントについて解説します。

焼くと匂いが強くならない?

馬肉のイメージのひとつとして「馬肉は匂いが強い」と思う方もいますが、それは鮮度が悪いものや肉自体の品質が悪い場合です。一般的に馬肉をはじめあらゆる食肉は、新鮮なものほど嫌な匂いがなく、クセがないことも特徴です。

品質のよい馬肉であれば匂いは問題視されません。一方で、鮮度が落ちているものや馬肉の品質自体がよくない場合はレバーを思わせる血生臭い匂いがするため、食べる前に確認しておくことをおすすめします。

肉質は硬くならない?

馬肉を焼くと肉質が硬くなるか気になる方も多いでしょう。馬刺しとして食べる生の状態と比べると、確かに多少硬くなります。生の馬刺しは水分を含んで適度に弾力がありますが、焼くことで水分が抜け、たんぱく質が熱によって凝固するため、弾力が弱まり硬さが出てきます。

ただし、焼いた馬肉がかみ切れないほど硬くなるわけではありません。適切な焼き方をすれば、硬くなりすぎずに美味しく食べることが可能です。短時間でサッと焼くと、肉の柔らかさを保ちながら、風味豊かな味わいを楽しめます。

馬刺しを焼くときのコツは?

馬刺しはステーキ肉などと異なり、比較的薄い肉のため火がとおりやすいという特徴があります。馬刺しを美味しく焼くためのコツは、以下の2つです。

  • 下処理を行う
  • 加熱しすぎに気をつける

順番に解説しつつ、おすすめのアレンジレシピについても紹介します。

下処理を行う

馬刺しを焼く前に下処理を行うと、さらに美味しく食べられます。下処理にはさまざまな理由がありますが、馬刺しの場合は主に「下味をつけること」と「肉をやわらかくすること」です。

馬刺しを焼く前に塩・こしょう、しょう油、タレ、香辛料などで下味をつけておくと、馬肉の臭みを抑えつつ、風味を加えられます。これは、日が経つと出やすい馬肉の臭みを軽減する役割を果たします。とくに、にんにくやしょうがなどの香辛料を加えると、さらに臭みを抑えつつ、風味が豊かに仕上がります。

また、肉をやわらかくする方法として「すりおろした玉ねぎに漬け込む」や「細かく刻んだ舞茸に漬け込む」などがあります。これらは、たんぱく質を分解する「プロテアーゼ」と呼ばれる酵素が作用するもので、プロテアーゼを含んだもので漬け込むだけで肉をやわらかくすることが可能です。

加熱しすぎに気をつける

馬刺しを焼く際に重要なポイントのひとつは「焼き過ぎないこと」です。馬刺しは比較的薄い肉なので、火をとおし過ぎてしまいやすいです。また、馬肉を焼くと肉の水分が抜け、たんぱく質が熱によって凝固し、生の状態よりも硬く感じることがあります。

とくに赤身は脂が少ないため、霜降り肉よりも硬くなりやすいです。

馬肉を焼く際には、表面をサッと焼く程度に留めることが大切です。これにより、肉の柔らかさを保ちつつ、美味しく仕上げられます。さらに、焼く前にタレなどに漬け込むことで、肉が硬くなりにくくなり、肉汁も逃げにくくなります。

タレに漬け込むことで、風味も増し、より美味しく食べられるでしょう。

おすすめの馬刺しアレンジレシピ

馬刺しを焼いて食べる際のアレンジレシピにはさまざまなものがあります。たとえば、馬刺しの表面を強火で数秒焼いて作る馬肉のたたきは、表面だけ火をとおしているので馬刺しのよさを活かしつつ、香ばしい風味を楽しめます。

馬刺しをそのまま焼いて焼き肉として食べても美味しいですが、豚肉の代わりに使うサムギョプサルもおすすめです。馬刺しを塩・こしょうで焼いた後にサンチュやレタスで包み、ねぎやにんにくなどの薬味と辛みそを入れて食べると、また違った味わいを楽しめます。

また、にんにくと一緒に炒めたり、バターしょう油で炒めたりするのも馬肉との相性がよく、ご飯やお酒が進みます。馬刺しを焼くコツを意識しながら、好みのメニューを試してみましょう。

馬刺しを食べすぎると食中毒や腹痛になるのではと不安な方も多いでしょう。こちらの記事では、馬刺しを食べ過ぎるとどうなるのかについて解説しています。馬刺しの安全性や安全な食べ方も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

馬刺しを焼いて食べる際の焼くコツやアレンジレシピなどを紹介しました。馬刺しは、焼くことで匂いやクセが出てしまい、肉質が硬くなると思われがちですが、下処理をきちんと行うことと焼き過ぎないことを意識すれば、失敗なく美味しく食べられます。

馬刺しが食べきれずに残ってしまった方や、馬肉を焼いて食べてみたい方は、この記事のポイントを意識して試してみてください。

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