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2023.11.20

馬刺しのカロリーはどれくらい?ダイエット中でも食べられるお肉

生で食べられるお肉として人気の高い馬刺しは、低カロリーとして知られています。カロリーが少ないのであれば栄養素は少なそうに感じられますが、たくさんの栄養素が含まれた食材のひとつです。

馬刺しであれば低カロリーで高栄養素であるため、ダイエット中にはとくにおすすめといえます。今回は、馬刺しのカロリーやどんなところがダイエット向きなのかを詳しくご紹介します。

馬刺しのカロリーはどれくらい?

馬刺しは、栄養豊富でカロリーが低くダイエットしている人にはとくにおすすめのお肉です。また、鉄分やビタミンといったさまざまな栄養素が含まれています。ダイエット中の人だけでなく、健康意識の高い人にも人気の高い食材といえるでしょう。

1人前は何グラム?

馬刺しの1人前はおよそ50gです。お店などで注文した場合には、やや少なめの30〜40gで提供されていることが多いでしょう。

一人前は、お酒のお供としては楽しめるくらいの量です。食事としてしっかりと味わいたいのであれば、100gほどでお腹も満たされます

100g当たりのカロリーとタンパク質

馬刺し100g当たりのカロリーは102kcalとなっており、非常に低カロリーです。牛肉と比べるとおよそ半分のカロリーなので、いかにヘルシーな食材なのかが分かります。

低カロリーの食材では栄養面が気になりますが、馬肉は高タンパクなうえに、鉄分・亜鉛、さらにはビタミンB12などが豊富に含まれています。低カロリーかつ栄養素の高い食材といえるでしょう。

とくにたくさん含まれているタンパク質は、筋肉や皮膚などを構成する成分の一つで、体のさまざまな調節機能や免疫に関係している重要な栄養素です。

常に体内で合成され不要になれば分解というサイクルを繰り返すことで、一定の量になるよう保たれています。食事の量を減らすことで不足しがちになるため、ダイエット中だけでなく、朝食を食べない人なども気をつけなければなりません。

タンパク質の不足は代謝が落ちる、肌や髪のツヤがなくなるといったさまざまなトラブルを引き起こしてしまうため注意しましょう。

また、亜鉛も免疫やホルモンの調整など、人間にとって必要な栄養素のひとつです。食事で摂るにはなかなか難しいため、サプリメントで摂取する人が多いといわれています。

馬刺しであれば、普段の食事で摂れにくい亜鉛も豊富に含まれているため、ダイエットや健康維持におすすめです。

馬刺しはダイエット向き?

ダイエットでは、食事の管理が非常に重要です。ただ単にカロリーを抑えるだけでなく、栄養不足にならないように、高い栄養素を含んでいることも忘れてはなりません。

そこで注目されているのが低カロリーでたくさんの栄養素を含む馬刺しです。ダイエットでは無理な食事制限は禁物です。体調を崩したり、リバウンドしたりしないよう、ぜひ食事に馬刺しを取り入れてみましょう。

お肉のなかで一番カロリーが低いのは馬肉

牛、豚、鶏、ラムなどさまざまなお肉の種類がある中で、同じ部位を比べてみると、一番カロリーが低いのは馬肉です。

【それぞれのモモ肉100g当たりのカロリー】

  • 馬肉102kcal
  • 牛肉253kcal
  • 豚肉171kcal
  • 鶏肉234kcal
  • ラム肉164kcal

馬肉は脂質が少ない特徴もあるため、一般的に食べられることの多いお肉の種類と比べると非常に低カロリーであることがわかります。

ダイエット中でもお肉はしっかりと取り入れたい食材です。低カロリーのお肉を選ぶのであれば、馬肉がおすすめといえます。

栄養素がある

栄養素が非常に豊富なことも、馬肉の人気が高い理由の一つでしょう。高タンパクなだけでなく、鉄分やカルシウムを含まれています。

鉄分は貧血を防いでくれるため、女性にとっては嬉しい成分です。さらに、馬肉にはミネラルやビタミンも含まれています。

糖質の代謝を良くするビタミンB1、回復力を助けてくれるビタミンAなどは、ダイエット中ではとくに摂取したい栄養素です。体のさまざまな機能を維持するミネラルにおいては、牛肉や豚肉を上回る含有量で優秀な食材といえるでしょう。

また、とくに注目したい馬肉の栄養素にグリコーゲンがあります。グリコーゲンは運動などをした際にエネルギーとして使われる糖類のことです。

グリコーゲンを摂取することで、疲労回復の手助けをしてくれます。ダイエット中はいつもより負荷のある運動をしたり、頻度も多かったりと疲れやすい状態です。疲労回復の手助けや免疫力が下がらないように馬肉を摂取することは、非常に効率が良いでしょう。

馬肉でカロリーが低い部位

馬肉には食べられる部位がたくさんあり、それぞれの肉質や味に大きな違いがあるのが特徴です。馬肉は基本的に脂肪分が少ないお肉ですが、よりヘルシーな部分を食べたいのであれば、できるだけ赤身の多い部分を選びましょう

赤身の部分はよりカロリーが少なく、軽さがありさっぱりと食べられます。馬肉の赤身部分は非常に多く、部位によって特徴があるので選ぶ際の基準にしてみてください。

【赤身の部位】

  • モモ
  • ランプ
  • クロッド(上半身の赤身部分)
  • ヒレ
  • ロース
  • イチボ
  • ラム

赤身でもより脂肪が少ない部分は、モモやランプ、クロッドでダイエット中にとくにおすすめです。ヒレも脂肪分が少なくカロリーは低めですが、柔らかく食べやすいため噛む回数が少なくなってしまう点はダイエットではデメリットといえます。

噛み応えがある方が満腹感も得やすくなるため、ダイエット中はできるだけしっかりと噛める食材を選びましょう。

また、ロースやイチボ、ラムは脂肪分が入ることが多い部位です。購入する際には脂肪分がどれだけ入っているかをしっかり確認してから購入するようにしてください。

自宅で馬刺しをおいしく食べるためには

馬刺しが食べられるのは、居酒屋などのお店だけではありません。いくつかのポイントを押さえることで、自宅でも馬刺しを食べられます。

生食用の馬刺しは一般的に冷凍で販売されているので、正しい保管と解凍方法を知って自宅で美味しく食べましょう。

解凍するまではしっかり冷凍保存をする

流通している生食用の馬肉に関しては、国内外問わず冷凍しなければならないと法律で定められています。基本的には小分けされている商品が多く、外気の影響を受けないようにしっかりと冷凍保管をしっかりとしなければなりません。

できる限り温度変化の少ない冷凍庫で保管して、1ヶ月以内に食べるのが理想的です。食べる際には、なるべく直前に解凍して食べるようにしましょう。

解凍が早すぎるとドリップが出過ぎてしまい、パサパサした食感になり美味しさが半減してしまいます。食べる時間も考慮して上手に解凍できれば、お店で食べるような美味しい馬刺しが自宅で楽しめるでしょう。

氷水につけて解凍する

美味しく解凍するポイントは氷水につけることです。ボールに氷をたっぷり入れてパックごと入れて解凍しましょう。

よく冷蔵庫で時間をかけて解凍しがちですが、0度に近い環境で解凍することで中心も外側も均等な解凍が可能です。室内の気温や小分けの量にもよりますが、1時間ほどを目安に半解凍状態を目指してください。

もしも、時間が過ぎてしまってもボールの中の氷が残っている間は、そこまで温度が上がり過ぎないので心配ありません。解凍しすぎないように、硬さが残っている程度にすると美味しく食べられます。

急いでいる場合には、流水で解凍する方法もあります。ボールにパックごと入れて5〜10分ほど流水にさらしましょう。この方法も解凍し過ぎないように注意してください。

流水は季節によっては氷水よりも温度が高い可能性があります。解凍し過ぎることや表面温度が上がって色が悪くなる場合もあるので気をつけましょう。

また、冷蔵庫でも解凍はできますが、長時間放置されてしまい美味しさや見た目が悪くなる可能性があります。そのほか電子レンジを使用しての解凍は、旨味が全て流れてしまうので使わないように注意しましょう。

少し芯が残っているくらいがベスト

馬刺しの解凍は、少し芯が残るくらいがベストな状態です。馬の脂は融点が低く流れ出やすいためです。また、全て解凍してからスライスするのは非常に難しく旨味や見た目にも影響します。

馬刺しは、厚さ3mmくらいが美味しく食べられるため、スライスしやすい硬さであることも重要なポイントといえます。解凍の際はこまめにチェックし、すべて解凍してしまう少し前にスライスするようにしましょう。

馬刺しの部位ごとに特徴を解説

馬刺しには部位ごとにそれぞれ特徴があり、食感や風味が異なります。よく食べられている4つの部位をご紹介します。

たてがみ

たてがみはその名の通り、たてがみが生えている部分のお肉で馬特有の部位といえます。一番の特徴はその真っ白な見た目です。赤身の部分は全くなく、脂の塊のようなので初めてみると驚く人が多いでしょう。

脂っぽく見えますが、食べてみると意外にあっさりで食感はコリコリとしています。甘味が強くクリーミーさもあるため、一度食べると意外な美味しさでさらに驚くはずです。

たてがみはとても貴重でなかなか取れない希少な部位です。赤身の部分と一緒に盛り付けると彩りも良く鮮やかな一皿となります。

赤身

赤身は馬肉の旨みがたっぷりと感じられる部位です。しっかりとした弾力があり、歯ごたえと旨味を楽しめます。また、脂の部分が少ないためより低カロリーでダイエット中にはとくにおすすめです。

お肉本来の味がしっかりとしているため、食べ応えがある部位といえるでしょう。赤身にはヒレやモモなど種類もいくつかあり、食べ比べてみると食感や旨みの違いがわかります。

赤身の最上級部位であるヒレ肉は、非常に柔らかくほかの部位よりもとくに脂が少ない部分です。カロリーが気になる方はヒレを選ぶとよいでしょう。赤身はスライスオニオンや大葉、しょうがなどと一緒に食べるとより一層美味しさが引き立ちます。

イチボ

イチボはお尻の部分のお肉ことです。赤みだけでなく適量のサシも入っているため柔らかさがあります。甘みもあるため濃厚な旨みが特徴的です。赤身と脂身をバランスよく味わいたい場合には、イチボがおすすめでしょう。

お尻の部分の肉はイチボだけではありません。少しクセのある柔らかな赤身のラムや旨みの多いコリっとした食感のギザギザという部位もあり、バリエーション豊かです。

モツ

モツとは、内臓の総称で胃袋や腸、心臓、レバーなどさまざまな部位のことを指します。馬肉の中でとくに知られているのがレバ刺しです。以前は牛肉などのレバーも食べられましたが現在は禁止となっています。

馬肉のレバ刺しは唯一生食用として認可されています。馬肉のレバ刺しは、臭みがほとんどなく、弾力のある食感が特徴です。レバーが苦手な方でも美味しく食べられるほど、クセがありません。

そのほか、心臓はアッサリとした旨みが特徴で希少な部位のひとつです。胃袋や腸は加熱してから食べますが、やや硬めの食感なので牛や豚とはまた違った味わいとなるでしょう。

まとめ

馬刺しは、低カロリーで高タンパクなためダイエット中の方にはとくにおすすめです。そのほかビタミンやミネラルといった体に必要な栄養素も豊富に含んでおり、健康維持にも役立ちます。馬肉には部位ごとに味わいや食感が異なるため、さまざまな楽しみ方ができるでしょう。

創業大正4年の肉の大栄では、馬肉をはじめとするお肉の仕入れのルート、肉を捌く技術にこだわっています。ブランドだけに拘らず確かな味わいを見極め、生産者が託した想いや美味しさをお届けしています。

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