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2025.12.28

【専門家解説】馬刺し「馬ヒモ」の真実:希少部位の食感・味わいの深掘りと、最高のポテンシャルを引き出す「通」の食べ方

馬刺しの深い世界を探求するグルメなあなたへ。「馬ヒモ」という名を聞いたとき、どんなものを想像しますか?
希少部位」という言葉の裏にある、その正確な部位、極上の食感の秘密、そして最高のポテンシャルを引き出す「通」の食べ方を、知ってみたいと思いませんか??

一般的なインターネットの情報では、「コリコリとした食感」や「バラ肉の一部」といった表面的な解説で終わってしまうことがほとんどです。本物のグルメファンが求めるのは、その部位の構造からくる食感の真実であり、その味わいを最大限に引き出すプロの技術でしょう。

この記事では、熊本の精肉店「肉の大栄」が長年培ってきた専門知識に基づき、「馬ヒモ」の解剖学的正体から、プロの舌が唸る味わいの深掘り、さらには最高の鮮度と風味を保つための解凍・カットの極意まで、詳細に解説します。
馬ヒモ」の知識と味わいをさらに深めたいあなた。そして、その本物の品質と専門性を実感したいあなた。そんなあなたに贈る、「馬ヒモ」だけに特化した一ページです。

さあ、グルメファンが最後にたどり着く、馬刺し「馬ヒモ」の真実を探求していきましょう!!

🥩 グルメファンが最後にたどり着く「馬刺し 馬ヒモ」の正体とは?

馬刺しの奥深さを知るグルメなあなたなら聞いたことがあるであろう、「馬ヒモ」。
これは、他の部位にはない複雑な構造と独特の食感を持つ、まさに探求の価値がある希少部位です。この部位がなぜこれほどまでにグルメを惹きつけるのか、その「正体」を解き明かします。

馬ヒモの正式な名称は「バラヒモ」、または一部では「エゴ」とも呼ばれます。

これは馬のアバラ骨の間に挟まっている、薄い赤身肉のことを指します。
馬は横隔膜を使って常に呼吸をしているため、このアバラ骨周りの筋肉(ヒモ)は絶えず動いており、その結果、非常に締まった肉質と独特の強い風味を持つことになります。
牛でいう「中落ちカルビ」や「ゲタ」に近い部位だと考えるとイメージしやすいかもしれません。

しかし、馬ヒモは牛のそれとは異なり、肉質の締まりと刺身としての鮮度が命であり、その処理技術と鮮度の維持が求められるため、取り扱いが非常に難しい部位なのです。この知識こそが、馬ヒモを語る上での出発点となります。

そもそも馬ヒモとはどの部位を指すのか?(バラヒモ・エゴとの関係)

馬ヒモは、馬のバラ肉(お腹周りの肉)の一部である「アバラ骨の間の肉」を指します。

この部位は、骨と骨の間に張り付いているため、非常に細長く、薄い層状になっており、これを丁寧に取り出す作業が必要不可欠です。一つの馬体から取れる量はごくわずかで、その歩留まりの悪さが「希少部位」たる所以です。

地域や精肉店によっては「バラヒモ」と呼んだり、さらに希少な部分を「エゴ」と呼ぶこともありますが、基本的にこれらはアバラ骨周りの肉で、赤身と薄い脂(サシ)が層状に絡み合う独特の構造を持っています。特に「エゴ」は、赤身、サシ、赤身の「三層構造」を持つことから「三層肉」と呼ばれることもあり、この複雑な構造が、後述する極上の食感を生み出します。

馬ヒモが「希少部位」と呼ばれる理由

馬ヒモが希少とされる最大の理由は、1頭の馬から極わずかしか取れないことです。骨の隙間から手作業でヒモ状の肉を削ぎ取らなければならず、その処理には高度な技術と手間が必要です。
また、馬ヒモは赤身の強い風味を持ちながら、バラ肉特有の甘みのあるサシが薄く入っているため、馬刺しの醍醐味である「赤身と脂のバランス」を一つの部位で楽しめます。
そのため、多くの馬刺し店やグルメファンからの需要が高く、市場に出回る絶対量が少ないことから、常に希少価値が高い状態にあるのです。

部位による味わいの違い:「バラヒモ」と「ブロック」

馬ヒモの「ブロック」は、骨から外されたヒモ状の肉がそのままの状態であるのに対し、「ヒモスライス」はそれを使いやすいように処理したものです。
本来の「バラヒモ」の食感や風味を最も強く感じられるのは、半解凍の状態で厚めにカットしたブロック状のヒモです。
スライスしたものも手軽ですが、ブロックから自分でカットすることで、食感の微調整が可能になり、グルメファンにとっては最高の楽しみとなります。

🔪 馬ヒモのポテンシャルを最大限に引き出す:プロ直伝の「通」の食べ方

希少部位である馬ヒモを手に入れたからには、そのポテンシャルを最大限に引き出し、最高の状態で味わいたいと願うのがグルメファンの性です。
しかし、一般的な馬刺しと同じように扱ってしまうと、馬ヒモ特有の極上の食感と風味は失われてしまいます。ここでは、「肉の大栄」が推奨する、通だけが知る最高の食べ方をご紹介します。

鮮度と風味を左右する!解凍の「黄金比」

馬ヒモの食感は、解凍の度合いで劇的に変わります。この二つの要素を最適化することが、馬ヒモを美味しく食べるための最初の、そして最も重要なステップです。

半解凍でカットすべき理由と具体的な方法

馬ヒモに限らず、冷凍された馬刺しを食べる際の鉄則は「完全には解凍しない」ことです(とても大切!!)。
完全に解凍するとドリップ(肉の旨味を含んだ水分)が流れ出し、肉の風味と食感が損なわれてしまいます。

【プロ推奨の解凍方法】

チルド室でゆっくりと解凍:真空パックのまま、半日ほど冷蔵庫のチルド室に静置します。
目安:パックの外側から押して、中央にわずかに芯が残る「半解凍」の状態がベストです。

この状態でカットすることで、肉の組織が締まり、ドリップの流出を防ぎ、馬ヒモ特有のコリコリとした強い歯ごたえを最大限に引き出すことができます。

高級グルメファンがこだわる「薬味と調味料」の究極の組み合わせ

最高の状態に整えられた馬ヒモは、シンプルな薬味でも格別ですが、さらにその風味を深める「通」の組み合わせがあります。

定番の生姜・ニンニクに飽きたら試すべき薬味

定番の生姜とニンニクに加え、以下の薬味は馬ヒモの強い風味と甘いサシを際立たせます。

万能ネギ(小口切り):ヒモの歯ごたえとネギのシャキシャキ感が絶妙にマッチします。
タマネギのスライス:水にさらしたタマネギの辛味が、ヒモの力強い赤身の風味と相乗効果を生み出します。
柚子胡椒(少量):わずかに付けることで、サシの甘さを引き立てながら、風味に奥行きを与えます。

「肉の大栄」が推す馬ヒモのための特別な醤油

馬ヒモの濃厚な味わいには、甘みの強い九州・熊本特有の「馬刺し専用の甘口醤油」が最も適しています。
濃口醤油では風味に負けてしまうことがありますが、この甘口醤油は馬ヒモの持つ力強い旨味と脂の甘みを包み込み、引き立ててくれます。
さらに上を目指すなら、醤油に少量の練り辛子を溶かすことで、甘さの中にピリッとしたアクセントが加わり、より洗練された味わいを楽しめます。

刺身だけではもったいない!馬ヒモを堪能するもう一つの調理法

刺身で極上の食感を楽しんだ後、もし少し余力があるなら、ぜひ試していただきたいのが「焼馬肉」としての調理です。

馬ヒモの「焼き肉」としての魅力と焼き方のコツ

馬ヒモはアバラ骨周りの肉であり、適度なサシと強い繊維質を持っているため、実は焼き肉としても非常に優秀な部位です。
馬ヒモを厚めにカットし、強火でサッと炙る程度で火を止めることで、表面は香ばしく、中はレアでジューシーな食感を楽しむことができます。

【焼き方のコツ】

火加減: 強火で、片面を約10秒〜15秒。
タレ: 濃い目のタレよりも、塩胡椒やシンプルにワサビ醤油で食べることで、馬ヒモの持つ赤身の強い旨味が際立ちます。

肉の大栄」では、この馬ヒモを焼肉用としても提供しており、その噛み応えと溢れる旨味は、刺身とはまた違った感動を与えてくれるはずです。

🔬 知識で味わいが深まる:馬ヒモが「本物」であることの裏付け

グルメファンにとって、ただ美味しいだけでなく、「なぜ美味しいのか」「どのようにしてこの品質が保たれているのか」という知識の裏付けは、味わいをさらに深めるスパイスとなります。
特に希少な馬ヒモの場合、その品質は仕入れ、飼育、そして加工の専門性に大きく左右されます。「肉の大栄」が提供する馬ヒモが「本物」であることの根拠を、専門家の視点から解説します。

なぜ「肉の大栄」の馬ヒモは一味違うのか?

馬ヒモは、骨の周りの非常にデリケートな部位であり、取り扱う精肉店の技術がそのまま品質に直結します。一味違う馬ヒモを提供できる背景には、長年の経験と徹底したこだわりがあります。

鮮度を極限まで保つ「肉の大栄」独自の加工・流通プロセス

馬刺しにおいて、鮮度とは単に処理の速さだけでなく、いかに細菌の繁殖を防ぎ、肉の可能性を維持するかにかかっています。

馬ヒモは、骨から剥がす際に手間がかかるため、その後の処理が遅れがちです。
肉の大栄では、熟練の職人が迅速かつ丁寧に馬ヒモを処理し、「オゾン殺菌冷蔵庫」で殺菌の上、「湯漬け真空処理」を施して急速に冷凍しています。

湯漬け真空処理とは、専用のシュリンク袋に真空パックした馬肉を、火が入ってしまわないギリギリの温度のお湯にくぐらせ、その後速やかに水で冷却する作業のこと。
コストや手間はかかりますが、解凍したときのドリップが少なく、より鮮度を保つことができるものです。衛生面でも味の面でも最良のものをお届けしています。

馬ヒモを選ぶときに「プロ」がチェックするポイント

希少な馬ヒモを確実に見抜くために、プロの精肉職人はどこを見ているのでしょうか?
ここでは、品質の高い馬ヒモを見分けるための、知識豊かなグルメファン必見のチェックポイントをご紹介します。

霜降りの入り方と色の鮮やかさ

馬ヒモは、バラ肉の一部であるため、薄いながらも細かく美しいサシ(霜降り)が入っているのが理想です。質の低い馬ヒモは、サシが偏っていたり、ほとんど入っていなかったりします。

  • 理想的な状態:赤身の中に、白いサシが薄く、しかし均一に網目状に入り込んでいること。
  • 色の鮮やかさ:赤身の色が、鮮やかなルビー色であり、黒ずみがないこと。これは、適切な処理と冷凍が施されている証拠です。

信頼できる生産者・販売店を選ぶ重要性

馬ヒモを含む希少部位は、その希少性ゆえに、信頼できないルートから仕入れられたり、品質の低いものが混ざったりするリスクがあります。知識のあるグルメファンほど、「誰が、どのように扱ったか」という点を重視します。

「肉の大栄」は、熊本の地で長年営業を続けてきた実績と、信頼できる生産者との強固なネットワークを最大の財産としています。馬ヒモのようなデリケートな部位だからこそ、目利きとしての責任を持ち、自信を持って提供できる品質のものだけをお届けしています。
本物の馬ヒモを味わいたいなら、品質へのこだわりを深く解説している専門店を選ぶことが、最も確実な方法です。

🛍️ 馬ヒモを探求したグルメファンへ:「肉の大栄」の品質へのこだわり

ここまで、馬ヒモについて熱く熱く、その魅力をお伝えしてきました。
あとは、その知識に見合った「本物の馬ヒモ」を入手していただくだけです。
肉の大栄」が長年にわたり、馬刺し王国・熊本で評価され続けてきた理由、そしてその高品質な馬ヒモを確実にお届けするためのこだわりをご紹介します。

厳選された馬ヒモを確実に入手するには?

馬ヒモは、前述の通り処理が難しく、歩留まりの悪い希少部位です。そのため、常に安定した高品質なものを提供できる精肉店は限られています。
確実に入手するためには、「仕入れの強さ」と「加工技術」の両方を兼ね備えた専門店を選ぶことが不可欠です。

「肉の大栄」では、馬ヒモの品質を左右する血抜きスジの処理を、卓越した技術を持つ職人が手作業で丁寧に行っています。この丁寧な処理こそが、馬ヒモ特有の強い食感の中に存在する「上品な旨味」を引き出す鍵となります。
鮮度と技術への妥協のないこだわりがあるからこそ、私たちは自信を持って「本物の馬ヒモ」を求めるグルメファンに商品を提供し続けています。

また、馬ヒモはその希少性ゆえに、いつでも大量に店頭に並ぶわけではありません。
しかし、「肉の大栄」では、長年の信頼関係に基づいた独自の仕入れルートを確立しているため、高頻度で良質な馬ヒモを入荷しています。本物を求めてくださるお客様には、オンラインストアで最新の在庫状況をご確認いただくか、直接お問い合わせいただくことを推奨しております。

熊本の精肉店「肉の大栄」店舗・オンラインストアのご紹介

「肉の大栄」は、熊本県で長きにわたり、「本当に美味しい肉」を探求し続けてきた精肉店です。私たちは、馬ヒモのような希少部位はもちろん、熊本が誇る「くまもとあか牛」など、地元産の高品質な肉を厳選して取り扱っています。

店舗に足を運んでいただければ、お客様の用途や好みに合わせて、馬刺しのプロである店員が直接、おすすめの部位やカット方法をアドバイスさせていただきます。
遠方にお住まいでご来店が難しい方のために、高品質な冷凍技術を用いたオンラインストアも展開しております。

【肉の大栄 オンラインストアの特徴】

  • 最高の鮮度: 迅速な処理と瞬間冷凍により、ご自宅で解凍しても「とれたて」に近い鮮度と風味を再現。
  • 多様な部位: 馬ヒモだけでなく、赤身、霜降り、タテガミなど、グルメファンを唸らせる馬刺しのラインナップをご用意。
  • 専門家のアドバイス付き: どの部位を選べばいいか迷った際も、用途に応じたおすすめセットをご案内可能です。

📝 まとめ

この記事では、グルメファンが最後にたどり着く馬刺し「馬ヒモ」の正体、極上の食感の秘密、そしてそのポテンシャルを最大限に引き出すプロ直伝の食べ方について、詳細に解説しました。

馬ヒモの魅力は、アバラ骨周りの締まった筋肉から生まれる強い歯ごたえと、バラ肉特有の甘いサシが織りなす奥深い風味にあります。この希少部位を最高の状態で味わうには、半解凍での適切なカットと、熊本の甘口醤油を中心とした調味料の組み合わせが欠かせません。

そして何より重要なのは、鮮度と処理技術に徹底的にこだわった「本物」を選ぶことです。

「肉の大栄」は、馬刺しのプロとして、自信を持って鮮度、技術、そして美味しさに妥協しない馬ヒモを提供しております。
今回、馬ヒモの探求を通じて知識を深められたグルメなあなたへ、当店の厳選された馬ヒモをぜひ一度お試しいただきたく思います。
オンラインストアでは、馬ヒモの他、くまもとあか牛など、「肉の大栄」のこだわりが詰まった最高級のお肉をご用意しております。

本物」の馬ヒモが持つ、知識を超えた感動的な味わいを、ぜひご自宅でご堪能ください。

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