2024.09.10
お歳暮は実家・義理の両親にも贈る?相場や選び方も解説
お歳暮は、普段お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈るものです。お歳暮を実家や義理の両親に贈るべきか迷っている方は多いでしょう。また、適切な金額や選び方についても、悩むことがあるでしょう。
本記事では、お歳暮を実家や義理の両親に贈るべきなのかについて解説します。あわせて、お歳暮を選ぶときの相場やマナー、どんな商品を選ぶべきなのかも解説するので、お歳暮選びにお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
お歳暮は実家・義理の両親にも贈る?
お歳暮は実家や義理の両親にも贈るべきなのでしょうか。とくに、新婚で初めてお歳暮を贈ろうとしている方は、悩むポイントです。
ここでは、お歳暮を実家・義実家に送った方がよいのかについて解説します。
新婚なら贈ったほうが無難
新婚の時期には、義実家や実家の両親にお歳暮を贈る方が多いです。家庭の伝統や地域の風習によって異なるため、初年度は様子を見るために贈るようにしましょう。「これからお世話になります」という気持ちを込めて、両親・義両親にお歳暮を贈ってみましょう。
お歳暮を贈った際に両親・義両親から断りがなければ、翌年も贈るのが一般的です。急に贈るのをやめると相手に失礼に感じられることがあるため、翌年も続けて贈るかどうかを検討してから決断するという方法もあります。
また、両親・義両親が断りを入れた場合、お歳暮を無理に贈ると、お互いの仲がこじれる可能性もあります。その場合には、無理に贈り続けるのではなく、ほかの形で感謝の気持ちを伝える方法を考えるとよいでしょう。
贈り物にこだわりすぎず、柔軟に対応することが大切です。
日頃からお世話になっているなら贈る
自分の両親や義実家は身内なため、お歳暮が不要と考える方は多いでしょう。しかし、お歳暮は、普段お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈るものです。日頃お世話になることが多い場合は、お礼としてお歳暮を贈るとよいでしょう。
たとえば、子どもの面倒を見てもらっていたり、金銭的な援助を受けていたりする場合、あらためてお歳暮でお礼を伝えると両親も喜んでくれるでしょう。これを機に家族の絆がより深まるきっかけにもなるかもしれません。
また、お歳暮はただの贈り物ではなく、感謝や思いやりを形に表す伝統的な習慣です。気を遣わせたくない方は、誕生日や特別な記念日などに贈るのもひとつの方法です。
お歳暮を実家・義理の両親に贈る際のマナー
お歳暮を実家や義理の両親に贈るときには、基本マナーを押さえる必要があります。ここでは、お歳暮の概要や贈る時期、渡し方などを詳しく解説します。
そもそもお歳暮とは
「歳暮」は「年の暮れ」を表す言葉です。年の暮れになると日頃からお世話になっている人に感謝の気持ちを伝えるための「歳暮回り」という行事が行われていました。歳暮回りでは、手土産を持参することが多かったことから「お歳暮」と呼ばれるようになりました。
数年前までは会社の上司や仕事でお付き合いのある取引先、親戚などに送るのが一般的でした。しかし、近年では、実家の家族や親しい友人、知人にもお歳暮を贈る方が増えています。
お世話になった気持ちを伝えるために、実家や義理の両親、会社の方や親戚などさまざまな方に贈るものへと変化しています。
贈る相手は、必ずしも目上の方でなくても問題はありません。もちろん、両親や義理の両親、親戚にもお歳暮を贈れます。お世話になった方へ感謝の気持ちを込めながら、お歳暮を贈ってみましょう。
お歳暮とお中元の違い
お歳暮とお中元は贈る目的こそ同じですが、贈るタイミングが異なります。お歳暮は年末に感謝を表すために贈るもの、お中元は一年の中間に贈り物をする習慣です。しかし、地域によって贈る時期が異なるため、相手の地域に合わせて準備することが大切です。
また、お中元は新年から夏までの半年間の感謝を伝えるのに対し、お歳暮は一年間の感謝を表すもの。そのため、お歳暮ではお中元よりも少し高価な品を選ぶのが一般的です。
お中元とお歳暮はセットで贈るものと考えられていますが、近年では、1年の締めくくりである年末に贈るお歳暮のほうを重視する方が多いです。
こちらの記事は、義実家にお中元は贈るべきかどうか解説しています。相場やおすすめの贈りものも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。
お歳暮を贈る時期
お歳暮を贈る時期は、12月の初旬〜20日ごろです。これは関東地方の場合であり、関西や東北などでは12月10〜20日頃が一般的です。
また、本来は「事始め」と呼ばれる12月13〜20日にお歳暮を贈る風習がありました。現代では少し時期が異なり、余裕を持ってお歳暮が贈れます。
年末は宅配業者や郵便局がとくに忙しくなるため、11月中に準備を整え、12月のお歳暮期間内に届けられるように手配しましょう。人気のある商品は早々に売り切れてしまうことがあるため、申し込みは早めに行うのが理想的です。
また、相手の都合によっては、通常よりも早めにお歳暮を贈らなければならない場合もあります。そういった状況に備え、相手のスケジュールを早めに確認することも大切です。
お歳暮の渡し方
お歳暮を贈るときは、手渡しするのが望ましいです。しかし、遠方に住んでいるなど直接会うことが難しい場合は、配送しても問題ありません。
お歳暮を直接渡す場合には、食事時間を避けられる午前中か午後の早い時間に訪問しましょう。午前なら10〜11時、午後なら14〜15時に訪問するのが一般的です。また、突然の訪問は失礼にあたるため、事前に都合を聞き日取りを決めておきましょう。
お歳暮を手渡しする際は、基本的に玄関先で手短な挨拶とともに渡します。
袋や風呂敷から品物を取り出し、まずは自分の前に置いて表書きなどを確認します。その後、相手が表書きを読めるように向きを変えて渡します。紙袋は、畳んで持ち帰るのが基本的なマナーですが、親しい関係であれば処分を頼んでも問題ありません。
郵送の場合には、先に送り状を発行してください。送り状にはお世話になった感謝の気持ちを伝える内容と、いつ頃にお歳暮が到着するのかを記載しましょう。近況などを報告し「家族はみんな元気です」という気持ちを伝えるのもよいでしょう。
実家・義理の両親へ贈るお歳暮の相場
実家や義理の両親に贈るお歳暮の相場は、3,000〜5,000円程度です。価格は毎年均一化し、高すぎず安すぎずの状態を保ちましょう。金額が高すぎると相手に遠慮をさせてしまい、低すぎると失礼に当たります。
また、お歳暮は前年よりも金額を下げないのがマナーです。金額が高い品を贈ると翌年も継続する必要があるため、年齢に合わせて徐々に金額を上げていくのもよいでしょう。
実家の両親や義理の両親に会う機会が、多い・少ないのを理由に金額設定を変える必要はありません。無理のない出費になるよう、相場を守ってお歳暮を贈りましょう。毎年しっかりとお歳暮を贈り、感謝の気持ちを伝えることが大切です。
実家・義理の両親へ贈るお歳暮の選び方
実家・義理の両親へ贈るお歳暮の選び方に、迷っている方は多いでしょう。
お歳暮を贈るときにとくに大事なポイントは、贈り先の家族構成や年末年始に集まりがあるかです。以下4つのシチュエーションに分けて、お歳暮選びのポイントを解説します。
・年末年始に実家に親戚一同が集まる場合
・夫婦2人暮らしの場合
・家族が多い家庭の場合
・遠くで暮らしている場合
各項目別の選び方のポイントを詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。
年末年始に実家に親戚一同が集まる場合
年末年始で実家に親戚が集まる場合には、おもてなしができるグルメやみんなで食べられるものを選択しましょう。集まった家族で食べられる鍋ギフトやおつまみのセット、お菓子やジュースなどを贈ると喜ばれます。
おせち料理の準備を楽にする、ハムやソーセージなども年末年始を彩るお歳暮として人気です。親戚にお酒を飲む方がいるなら、ビールや地酒のセットなども喜ばれます。大人数で飲んだり食べたりすることを前提としたお歳暮を贈り、両親や義理の両親に喜んでもらいましょう。
夫婦2人暮らしの場合
夫婦で2人暮らしをしている両親・義理の両親には、量の多いお歳暮は避けましょう。少量で食べきりやすい、高級な食品や飲み物を贈るのがおすすめです。ブランド物の国産牛や新鮮な魚の刺身、高級スイーツなどを贈ってみましょう。
お酒が好きな方には、高級な地酒や各地のクラフトビール詰め合わせなどを贈るのもよいでしょう。
ポイントは、両親・義両親の好みを押さえ、お歳暮を贈ることです。食べ物に執着がない方の場合にはタオルや洗剤などの日用品を贈る方法もあります。相手の好みを事前に把握し、ぴったりの贈り物を選びましょう。
好みがわからない場合には、カタログのおすすめギフトを選択するのもひとつの方法です。
家族が多い家庭の場合
実家・義実家に両親だけでなく同居人がいる場合には、家族全員が楽しめるギフトセットを選ぶとよいでしょう。ジュースなどを詰め合わせにしたギフトや、さまざまなお菓子の個包装セットなどが家族が多い家庭に贈るお歳暮として人気です。
年末に向けてお歳暮は贈るもののため、おせち料理と兼ねたグルメギフトなども家族が多い家庭には需要があります。とくにハムなどのギフトはおせち料理との食べ合わせもよく、子どもも大人も美味しく食べられるでしょう。
遠くで暮らしている場合
遠くで暮らしている両親や義理の両親にお歳暮を贈るなら、自分が住むご当地名物を選ぶのがおすすめです。各地の名産品には肉や魚、地酒や有名店のスイーツなどがあります。ご当地名物は、ほかの人と品物がかぶることもなく、住んでいる土地がどんなところなのかを知らせることもできます。
両親や義理の両親の好みに合う商品を選んで、ぜひ贈り物をしてみてください。
まとめ
お歳暮は、両親・義理の両親に贈っても贈らなくても問題ありません。しかし、新婚で初めて挨拶をする場合には、できるだけ相手の喜ぶ商品を選んでお歳暮を贈るのがマナーといえます。
お歳暮は「これからお世話になります」「いつもお世話になっています」という気持ちを伝えるために贈るものです。相手の負担にならない金額のお歳暮を選び、両親や義理の両親に贈ってみましょう。
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